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やっぱりポニョって

インスマス面だよね・・・しかも魚の子って事は、ダゴンの子。深きものどもってわけで・・・ポニョってジブリの皮をかぶったクトゥルフ映画だったんだよ!というネタはクトゥルフ神話を知っている人間ならば言いたくなってしまうものだ。
だが、本当に、ポニョのクトゥルフっぷりが凄いというか、かつて人だったけれど魚になった父とか、特殊な力を使う時のインスマス面とか、意識させられてしまう作りがありすぎる。
中でも非常に引っかかってしまうのが、ポニョがあの人としか呼ばない所だったりする。それは人の口では発音できない、発してはならない名・・・つまり蛮名であって、言葉自体が危険であるというのに他ならないのではないだろうか?!

まぁ、全然そんな事はなく、クトゥルフ神話好きの誇大妄想なんだろうけれど。

TPPGの世界では、クトゥルフは長く静かに愛され続けていた作品であるが・・・個人的に一番良いと思うのは、召喚の蛮名だったりする。クトゥルフ神話とカバラ思想、そして学園もの!見事なまでの悪魔合体っぷりが素晴らしく、作品としてとても楽しめた。
ちょっと前に新装版が出たのだが、TRPGマガジン連載時よりも確かに読みやすくなっていたし、微妙に感じたコマの違和感が修正されていたりもしたっけ。
この手のオカルトを題材にした作品では、召喚はしてもエノク召喚にはあまり手が出されていないのだが、蛮名ではかなりしっかりとエノク召喚のシーンが描かれていたりした。

そのエノクが、天使になった人間で、エノク=メタトロンであるとか、エノク=イーノックで、大丈夫だ問題ない。だったりとか、知ってる人が増えてきてて、何だかんだでエルシャダイの影響は凄いと思ったりもしたものだ。

しかし、クトゥルフの呼び声をプレイしている時って、やっぱり死にたい!
GMが色々と物語の予定表を用意しているのはわかるのだけれど、「バケモノ?そんなのいるわけないだろ!俺は部屋に戻る!」とか言って単独行動したり、「銃があれば大丈夫だ、ちょっと様子を見てくる」とか、映画で最初に死ぬ役を物凄くやりたいし、わりと皆してそれの争奪戦をしたり・・・。
当然のように、バケモノとの戦いになったら不用意に近づいて「へへっ・・・人間様を舐めやがって!このバケモノめ!どうだ!まいったか?!ヒュゥ!くたばりやがって、ざまぁねぇぜ!ハッハー!」みたいな事を言ってたら反撃を食らって「ちくしょう!こいつまだ生きてやがったのか!クソッタレ!」とか言いながら死んだり。
B級映画の役者になりきるロールプレイって、結構楽しい。
まじめにやるのもいいんだけれど、そういうノリでプレイできる時のが楽しかったりもする。

というよりも、まともにやりあって人間が勝てるような存在じゃないしなぁ・・・見られただけで、叫び声を聴いただけで意識を失ったり、発狂したり、場合によっては死ぬ事もあるような存在に、どう立ち向かうというのか。
対立する神の加護を得てどうこうとか、そういうのは何だかクトゥルフっぽくないと思うし、やっぱり抗えないような恐るべき力の片鱗に震えながら逃げ回り、死ぬのがクトゥルフにおいては正しいんじゃないかなぁ・・・と、思ってしまう。

出てきたバケモノを銃火器でヒャッハー!するような映画もいいんだけれどね。
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九音あいり

Author:九音あいり
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FF11ではからくり士でマトンと一緒に冒険中

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